トイレ掃除 前処理

トイレ

いよいよトイレのお掃除の手順について書いていきたいと思います。

 

色々と注意すべき点だとか補足が発生しますが、あまり煩雑になると分かりにくくなりますので、それらに関しては後日別記事にてアップしリンクしていきたいと思います。

 

…と、その前に…、洗剤メーカー「きれい研究所」の茂木さんが水廻りにつく水あかに関して論理的に書かれた記事があります。

 

【プロ必見!】頑固な水垢の正体とそれを落とす方法と注意点

 

私がこれから紹介する方法はこの理論に基づいたアプローチなんですね、実は…。理屈を知っていれば、今後何十年と時を経て…、売られている洗剤がいくら変わろうとも、そして素材がどれだけ進化しようとも、その時代時代で手に入る洗剤や薬品で何とかなってしまうものだと私は思います。

 

ゆえに理屈を知っているのと知らないのとでは大きな違いがあると思うのです。

 

ですので、まずは上記の茂木さんの記事を読んでからこの後を読み進めて下さい。

 

 

 

 

 

 

読み終わりましたか?

 

それでは張り切っていきましょう!

 

 

前処理

 

手洗い部分

 

まずはタンク上部の手を洗う部分にサンポールを塗ります。(これに関してはタンクが陶器のものであってもプラスチックのものであっても作業自体は変わりません。プラスチックの場合はこする作業から少し変わってきます…。)

 

 

このとき蛇口部分にはサンポールがかからないように。

 

かかってしまうと蛇口の根元などがこんな具合に変色します。

 

変色を避けるならば、水栓金具周辺にはサンポールを塗りこまないか、もしくは金具自体を外してしまってからの作業という方法もあります。

 

 

こんなかんじですね…。ただこれは少しハードルが高いので、家庭の奥様はとりあえずは付けたまま…、金具にはサンポールを付着させないように作業してみてください。

 

とりあえず手洗いのボウル全体にサンポールを塗りましたら次に便器に移ります。

 

 

便座の取り外し

 

最近はウォシュレットの普及率が格段に高くなってきましたので、ウォシュレットと普通の便座の両方向で書いていきます。

 

ウォシュレットの取り外し

 

ウォシュレットの場合はワンタッチで外れますが、その前に設置された状態でサンポールを塗れる箇所は塗っておきます。

 

まずはリモコンや本体のメニューにある「ノズル清掃」というボタンを押してノズルを出します。(ノズル清掃のボタンが無い場合は指で引っ張りだしてください。)その上でノズルにサンポールをかけて研磨粒子の入っていないナイロンタワシで汚れをこすりとります。

ノズルが引っ込んだ時に自動的に水でリンスする機械が多いと思いますので、この時点であらかたキレイにしておいた方が良いかと思います。

 

ノズルの清掃が済みましたら、電源を抜きます。

 

 

こういったコンセントを抜いちゃってください。

 

次に便座の裏側と根本周辺にサンポールを塗りこみます。

 

と、その前に塗りこむ道具ですが、便座とフタはすぐに傷がつく非常にデリケートな部材です。ゆえに研磨剤が入っているようなものはどのようなものであっても使ってはダメ!だと思って下さい。

 

で、奥様方が使うにはこれが一番良いかと思います。

 

 

3Mの台所の食器洗い用のスポンジですが、これは研磨剤が入っていないのによく落ちます。これを最初は食器洗いに使い倒して、ボロボロになったらお掃除用におろすと…。

 

これはトイレに限らずどこにでも流用可能ですから、是非とも利用して下さい。

 

本題に戻ります。

 

 

 

赤丸のついた箇所にサンポールを塗っておいてください。特にノズルの出てくる周辺は尿石が固まっていることが多いので、歯ブラシなどを使って丁寧に塗りこんでおくと良いかと思います。

 

なお、青丸の付いている箇所!ここは意外と尿石が付く場所なんです。特に便座の上のパーツと下のパーツの境目に出来た溝に茶色い尿石が付いて取れない…。なんてお嘆きの奥様方も多いことかと存じますが、実はこれもまたサンポールの漬け置きで殆どが取れてしまいます。(黄ばみが取れなかったら、キレイに水拭きした後に塩素系漂白剤(カビキラーとかですね。)を塗って放置、その後にまたサンポール…。この繰り返しで必ずこの部分の尿石は除去できます。)丁寧に塗りこんだ上で、溝には歯ブラシで擦りながら更に塗りこんでおいて下さい。

 

次に便座本体の取り外しです。

 

便座の右隣を覗くとこんなボタンが付いているはずです。(ウォシュレット機能の無い「ウォームレット」なども大体同じ個所にあります。)

 

 

これを押しながら本体を前にスライドさせるとウォシュレット本体は便器から外れます。(取り付ける時はこの逆で便器に置いて前方にスライドさせるとカチッとはまります。)

 

 

 

こんな感じですね。そうしましたら、それを更に前にスライドさせてウォシュレットの裏側をみてみます。

 

 

(前回の写真は少し見苦しかったので、多少閲覧しやすい写真にしておきます。)

 

この汚れている部分にもサンポールを塗りこみます。前回の記事をご覧になって下さった方はウォシュレット内部が非常に精密な機械がぎっちり詰まっているのは御理解いただけたかと思います。したがいまして機械内部にサンポールが入らないように気をつけながら表面のみに塗ってください。なお、写真左側に見える網状のフィルターは簡単に外せますので、外した上でサンポールを塗っておいて下さい。

 

ここまでの作業を終えましたら、水道管からウォシュレットに繋がれている配水のホースがねじれないように気をつけながらウォシュレット本体を便器の左横に置いておきます。

 

そしていよいよ本丸の便器へと移ります。

 

 

普通の便座の取り外し

 

ウォシュレットでは無い普通の便座も最近は色々な取付金具の物が出てきました。

 

ここでは昔からある一般的な形(TOTOがこの形ですね。)についてのみ解説します。アイキャッチ画像のトイレはINAXで、こういった形も最近多くみますが、これに関しては動画の中に入っていますから、それを参考にして下さい。

 

ちなみに…、

 

 

こういった形になっているはずなので、このつまみを左右とも外側に回してあげて上に引っ張りあげれば外れます。「しめる・はずず」との表記がありますから、それに従って回してあげて下さいね。

 

話を戻して…、

次に便座を外しますが、その時に使う道具はコレ

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便座をとめてあるねじにピタッとはまるネジ回しです。

便器の両側を下からのぞき込むと…

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こんなふうになってます。

これを先に紹介したネジ回しでネジを外します。

DSC01396.jpg

両側のネジを外して、便座を持ち上げるとこんな風に取り外せます。

(注意 この写真の現場はネジと更にその下にあるゴムが一体になっておりましたので、ネジを外しただけでこのように取れましたが、一般的には、ネジを外した後に、その奥に更についているゴムをとらねばなりません。コレに関しては指でネジを外す方向に回していけば基本的には取れます。)

DSC01398.jpg

便座とフタが外れましたら、取り付け金具を左右それぞれ外側に引っ張ります。そうしましたら簡単に金具は外れ、便座とフタがばらばらになります。

そして、ここで取り外した部品はバケツに入れておきます。

DSC01399.jpg

これらの金具にもサンポールをまぶすのですが、パーツを更に分解しておきます。

この棒の根本の出っ張りを押すと、棒がはずれます。

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全部バラバラにしましたら、

先程のバケツの中でサンポールを

塗りたくります。

DSC01407.jpg

次に便座とフタにサンポールを塗布します。
特に便座の付け根は汚れていますので、念入りに塗っていきます。この際に塗る箇所はウォシュレットの洗剤塗布箇所と同じだと考えて下さい。その程度で全く問題ありません。

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便座、フタへのサンポール塗布が済みましたら、ビニールシートなどの上に置いといてください。

 便器への洗剤塗布

 便座およびフタへの洗剤塗布が済みましたら、いよいよ便器へサンポールを塗りこみます。

まずは便器の水を少し下げます。スポンジなどで水を吸い取ってあげてもよいですし手で水を排水口に押し流してあげてもよいでしょう。

 

つまり汚れの首輪を出してあげるのです。

DSC01402.jpg

 

その後に便器全体に

サンポールを塗りたくっていきます。

 

DSC01400.jpg

DSC01401.jpg

 

特に縁の返しの部分は尿石が固まっていることが多いので、たっぷりかけたうえでスコッチで塗りこんでおきます。

 

内側が終わりましたら外側にも塗りこみます。

 

 

 

 

 

以上のような赤で示した部分が尿石が付いている箇所です。ここには必ずサンポールを塗りこんでおいてください。

 

 

とりあえずここまできたら前処理は終了です。

 

この後は磨き上げて、組み立てていくだけです。

 

それは次回に…。

 

 

 

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