前回は小まめに掃除をしない事のメリット(ズボラのメリット)を書かせて頂きました。
しかし、物事には常に両面があるものでして、小まめにお手入れをしないことによるデメリットもまた存在するわけです。
本日はその点についてお話させていただければと思います。
ただ私個人としてはズボラといいますか…、大らかな女性は大好きです。小さなことにはこだわらず大きな心で生きている方は本当に魅力的ですものね…。そんな女性に育ってほしいと二人の娘を育てましたが…、ときどき
「汚!ギャル!!」
なんて叫びたくなる時もあります…。人間どちらにも偏りすぎないというのがちょうど良いのでしょうね…。
ってなわけで、「おう、ギャル」と言えばジュリーですね、記事の内容とは全然関係ありませんが、ドンピシャな世代の奥様方におかれては今見てもうっとりするような怪しい色気が視線を釘付けにさせるのではないでしょうか…。
うちの奥さんなんかは時々youtube をみて「ジュリ~~~♡」なんて叫んでおります…。「樹木希林の気持ち分かるわ…。」ってつぶやきながら…。
まぁ、そんなことはどうでも良いので本題に入りましょうかね…。
小まめに掃除をしないとこうなる…
小まめに掃除をしないことのデメリットは、汚れが設備に長期間付着することによって二次的な被害を引き起こすところにあります。
たとえばコンロ周辺に飛び散った食材がステンレスに付着し、そこからステンレスの腐食を起こしたり、キッチン換気扇周辺に付着した油が換気扇フィルターやフードの塗料を脆くしたり、トイレやお風呂に付着した水あかが厚くなり過ぎて、それを除去する際に素材を傷つけてしまったり等々、こまめに汚れを除去していれば発生しえない事故が起きるのです。
実際に写真でみてみましょう。
お風呂コーキングのカビ
これはお風呂場の窓下のコーキングです。既に一度掃除屋さんが入ったらしいのですが、キレイになりきっていないということで私のところに完全除去の依頼が来ました。
写真は私の作業前ですが…、たしかにこれはちょっとお客様が可哀そうかもしれませんね…。
コンビニで買える100円以下のブリーチを浸して1時間も放置すれば、この半分くらいにはカビは薄くなります。
しかし、サッシ枠に接する部分のコークを見れば、このお風呂場がどの程度のカビで長期間覆われていたかは容易に予想が付きます。
石鹸カスや湯垢等は几帳面に日々除去しなくても大きな影響はありませんが、カビだらけにしてコーキング内部にまでカビの色素が沈着してしまうと、それを完全に除去するのは非常に難しい作業になってきますし、部分的にコークの打ち直しをしてしまった方が早くてキレイという事態にもなってしまいます。
カビに関しては換気を良くして、かつカビを発見したら小まめに除去しておくという事が大事なことだと思います。
水あか
几帳面なくらいに水あかを除去していると十数年後には超厄介なスケールへと変化するという事は以前お話しいたしましたが、かといってそのまま何もせずにいると、これはこれで除去するのに手間がかかるのです。
あまり良い写真が無かったのですが、これなんかも家庭の奥様が完全にキレイにするには少しハードルが高くなってしまっている水あかです。
こちらは光が結構当たっているので分からないかもしれませんが、けっこうまんべんなく水あかが付着しております。
ただ、これもやり方次第では家庭の奥様でも
このようには出来ます。これは後日「お風呂掃除ver.2017」として紹介しますね。
まぁ、手抜きをすると水あか自体は比較的落ちやすいけれども、それも程度の話で、5~6年も放置するといきなり落とすのが難しくなりますよ。ということなんですね。
素材よりも固い汚れが付いてしまうパターン
汚れを放置することによる問題の一つとして、素材よりも固い汚れが付着してしまうパターンというのがあります。
これはお風呂の棚なんですが、プラスチックの素材に水あかが付着しています。当然のことながら水あかよりも固い研磨剤でこすれば素材を傷だらけにしてしまいます。
では、どうすれば良いのかといえば、水あか自体を溶かしながら素材よりも柔らかいもので擦り落としていくしかないのですが、その洗剤や道具の見極めと作業の塩梅はある程度の馴れが必要かと思います。家庭の奥様にはかなりハードルが高いものになってしまいます…。
これも適した洗剤と道具で作業をすればこのように傷を付けずにもとに戻すことは出来ますが…、難しいんです…。
これはプラスチックだから難しいのではありますが、固い素材であってもそれよりも固い汚れが付いてしまうとこれまた難しくなります。
汚い画像で恐縮なんですが…、
このように尿石が厚くなってしまうと「削る」「割る」という作業が必要になってきます。これを無理に洗剤と粗めの道具で力任せにこすっていけば表面に傷がつきます。
いかに便器に傷を入れずに尿石を割るか…、そして傷を付けずに削り落とすか…、そして最大限に洗剤の力を引き出して水あかを完全除去してしまうかが腕の見せ所なんですが…。
これもまた普通の奥様には少しばかり荷が重いかとも思います。
しかし、やり方さえ分かってしまえば、ここまでには誰にでも回復は出来るようになります。
上記2点のような汚れは往々にして固い物でむりやり落とそうとして取り返しのつかない傷を無数につけてしまうパターンとして紹介いたしました。
ただ、これらも日々の生活の中で時々酸性洗剤をかけて汚れを大まかに取っておいてあげれば避けられる状況でもあるのですね。
ステンレスのサビ
この写真、なんだか分かります?
ガス置台のステンレス部分なんですが、あちこち汚れのように点々とついているのはステンレスが腐食して穴が開きかけているものなのです。
通常ガスコンロをどかして隠れた部分まで掃除する人は滅多にいませんから、調理中に落ちた食材や吹きこぼれた汁などがステンレスにそのまま付着して何年もそのままになって、ステンレス自体が腐食し始めてしまったわけですね。
放っておけばこのような事故もまたあるんですね。
油の恐ろしさ
最近は油に対して強い素材の換気扇やフィルターが多くなりましたが、以前は油に対して弱い素材のものが結構多かったように思います。
油というのは長時間付着していると塗装面を劣化させてしまい、掃除の時に強いアルカリ洗剤を使うと油と一緒に塗装をも落としてしまうんです。
かといって弱い洗剤では油自体が落ちない…。
ここにジレンマが生じるのですね…。
これは換気扇の下の化粧版ですが…。
けっこう汚いですね…。黄色いポツポツは油のかたまりです。この白い部分は強いアルカリ洗剤でも特に問題は無く落とせるのですが、問題はその上の換気扇なんです。
壁と同じように油のかたまりがあちこちに付いています。
確かに細心の注意を払って、時間をかけてアプローチしていけば被害は最小限に留めることが出来ますが、それでも既に油が付いている箇所はその下の塗装面を確実に劣化させています。
かつ、過去に入った掃除屋さんが苛性ソーダで洗っていますので塗装自体がかなり荒れてしまっています。こういった状況ですと、いくら頑張ってもこのようになってしまいます。
グレーにポツポツと見えるのは塗装がはがれてしまっている部分です。元々油が固まって強く付着していたところですね。
このように油が長時間付いていると、その部分の塗装は確実に劣化するのです。
このタイプの換気扇には同じく黒い塗装のフィルターが付いていたりするのですが…、
こういったものですね…。
このフィルターは換気扇フードよりも更に塗装はデリケートですから、油がガッツリついて時間が経つとほぼ100%塗装は剥がれはじめます。
これらを防ぐには、コンロからの油が直接付着する箇所は時々強めのアルカリ洗剤(マジックリンで十分です)で洗ってあげるのが一番かと思います。
たったそれだけで換気扇の美観は長期間維持できるようになります。
まとめ
色々と書かせて頂きましたが、こまめに掃除をしないのはけっして悪いことではありません。余計な傷をつけたり、素材を変色させてしまわないことはむしろ良いことだと私は思うのです。
ただ、放っておくことによる弊害というものが上記のようにありますから、そのポイントだけは少しばかり心に留めておいて、日々の掃除の中でほんの少しだけ手を入れてあげてくれれば、新築の時の状態を少しでも長く維持できるのではないかと思います。
なお、上記以外の箇所も時間と共に汚れは蓄積していきますから、できれば半年に一回…、長くても一年に一回はがっつりと全体をキレイにするように心がけていけたら良いのではないかと思います。
その際の手順等は今後少しずつアップしていきたいと思います。