ワンコインアク洗い

「アク洗い」という言葉は耳にしたことがありますでしょうか?

最近は和室が少なくなってきたのであまり重要視されませんが、昔の家には木材が多く使われており、当然のことながら時間と共にそれらの木部は黒く変色してくるのですが、それを白く戻す技術なのです。

世間には多くのお掃除のマニュアルが出されていますが、この「アク洗い」にまで言及しているものは皆無かと思います。

ゆえにキレイ好きな奥様のお宅に御伺いしますと、

「この木の部分だけどうにもならないのよね…。何とかならない?」

なんて聞かれるのです…。

「新品みたいに戻せますよ。」

「えっ!?うそ!いくらでやってくれるの?」

「○○○○○円です。」

「…。」

これで大体お話は終わっちゃうんですが、皆さんなんとかキレイにしたいんですよね…。お気持ちはお察しいたします。

ただ、アク洗いは結構技術がいるもので、必然的に高くなってしまうのですよ…。私がやれば…。

けど、キレイにしたい…。

そんな奥様方の為に先日少しばかり実験してみました。

例のごとくホームセンターで買えるものだけでのアク洗いです。

目次

使用した洗剤

使用したのはたったこれだけ

ワイドハイタ―EXを3分の1ほど、粉末の酸素系漂白剤を少々、お風呂のなまはげを10分の1ほど…。

総額は500円に満たない程度…。(残った分は、本来のお洗濯やお風呂のお掃除に使って下さいね。)

これで6畳間の木部を洗っちゃいました。

Before and After

ワンコインだからこんなものかな…。けど、ご家庭での仕事としてはなかなかいけてるんじゃないかと思うのですよね…。

皆様からのご希望があれば作業方法はアップします。

ご希望が無ければ面倒くさいからこれにておしまい…。

ところで、この現場はしっかりお代を頂戴しますので、この後本領を発揮して専用洗剤を駆使して仕上げました。

それがこれ

この部分もこんな感じに…。

綺麗な赤味も出して、自然な風合いが出ましたでしょ?

ワンコインの100倍は頂きますから当たり前と言えば当たり前なのですが…。

興味があればお知らせください。

奥様にでも出来る市販洗剤での方法を詳しくアップさせて頂きます。

追記  ねこ仙人さんと、ツイッターにてわか先生からご要望がありましたので、手順については後日詳しくアップさせて頂きます。

明日から

この築60年の門を洗いに行ってきます。人間で言えば還暦過ぎた木材なんで結構大変かも…。こういうのに比べたら和室の木部なんてのは簡単な部類なんで、興味のある奥様方は期待していてくださいね。

9/14追記

任務完了!

上の写真の門がこうなりました。あと倍の時間があればもっとキレイになったはずなんですが…、それは次回以降の宿題ということで…。

一人で2日半で仕上げるには少し無理があったかも…。

9/17追記

①アク洗い時のアルカリが強すぎるとこのように表面が毛羽立ちます。

表面の白っぽく粉をふいたようなのがそれです。こうなってしまうと後程サンダーで表面を削ってあげないといけなくなります。

②また、アルカリでアクを洗い流した後に酸でリンスしてあげるわけですが、これが甘いと後日シミが浮き上がってきたりします。作業直後は全く分かりませんが、2年もすると雨があたったりする箇所はこういった状態になることもあります。

これもまたサラッと洗ってあげれば落ちるんですが、できればこういったことは無い方が良いですよね。

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コメント

  1. ねこ仙人 より:

    こんばんは

    白木は未知の領域で、私は全く知識がありません(;^_^A
    それにしても
    こんだけキレイになるんですね〜
    凄いです!
    次も
    期待しています 笑

    • TETSURO より:

      ねこ仙人さんへ

      早速の反応ありがとうございます。

      調子にのって後日詳しく書いてみますね。

      アク洗いは需要自体があまりないので手がける機会も少ないですが、やると結構面白いんですよ。

      素材が素材ですから凄くデリケートで、薬剤の濃さを少ししくじったくらいでボロボロになってしまいますし、理想の色合いを出すのにも試行錯誤だったりで…。

      でもピッシと仕上がった時は快感ですし、木の香りまでも甦った時はうっとりしてしまいますね…。「いい仕事したなぁ~♡」なんて…。

      市販洗剤だけだとそこまでいかないかもしれませんが、やるのとやらないのとでは大きく印象が変わってくるとは思います。

      後日アク洗いのカテゴリーを設けて色々書いてみますね。

      ちなみに明日からガチのアク洗いに泊りがけで行ってきます。(^^)

  2. ねこ仙人 より:

    ガチのアク洗い´д` ;
    なんか、凄そうですね
    やっぱり
    フッ化アンモとかを使うんですか?

    和室の押し入れのカビ跡なんかも
    落ちたりするもんですかね?

    凄い、期待して(正座して)待ちます 笑

    • TETSURO より:

      ねこ仙人さんへ

      地震の方は大丈夫でしたでしょうか?

      お寺の門のアク洗いの方は極めてオーソドックスに過酸化水素と水酸化ナトリウムの混合液を使用する業務用のアク洗い用洗剤を主に使うつもりです。

      たぶんこの築年数だと相当に表面が荒れていると思うので、サンダーがけを番手を細かく変えながら丁寧に行い(おそらく本日はやすりがけだけで終わってしまうような気がします…。)、順序は通常とは逆になるかもしれませんが先にカビの除去から入って、その後に過酸化水素でアクを抜きつつ色を調整していくアプローチを考えております。

      カビに関しては茂木さんの洗剤で「バスフレッシュ」というのがあるのですが、中性ですので木肌が荒れずなかなか使い勝手は良いです。今回の作業にも使用する予定です。(押入れのカビの跡がどういった状態かは分かりませんが、バスフレッシュでいけるかもしれませんね…。ただ、濃度によっては色気が変化するかもしれませんが…。)

      今回の作業では上記「バスフレッシュ」も使用しますが、もう一つ茂木さんの洗剤を工程の中に実験的に入れてみる予定です。

      上手くいけばアク洗いも、もっと身近なものになるかもしれませんね。

  3. ねこ仙人 より:

    あ!追記されてますね!
    こんばんは
    木って、あんなのが キレイ✨になっちゃうんですね〜(;^_^A

    ちなみに
    お風呂のなまはげって、
    酸性洗剤ですか?
    木部の洗浄には、酸性洗剤なのでしょうか?
    重曹のアク抜きとかとは、また意味合いが、違うのでしょうか?
    無知で、すみません´д` ;

  4. TETSURO より:

    おはようございます。

    私は料理はしないので的が外れているかもしれませんが、重曹によるアク抜きってアクの強い山菜とかの事前の処理のことですよね…。

    であれば、原理は同じだと思います。

    木部のアク洗いの場合、第一段階としてアルカリ性の薬剤でアクを出して洗い流します。その後に第二段階として酸性の薬剤で中和と色合いの調整をはかります。

    アク洗いの薬剤としてスタンダードなミヤキのアクロンで説明すると第1段階の薬剤は過酸化水素と水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)の混合液です。これであらかたアクを洗い流した上で、第2段階としてフッ化水素を使います。

    実際にやってみると分かりやすいのですが、第1段階のアルカリ性の薬剤を塗布すると木の肌の細胞が開きます。(あくまで感覚的なものなのですが…。)アルカリの濃度が強ければ強いほどこれが過激になり、汚れは落ちやすくなるのですが一方で表面はガサガサのボロボロになるんですね…。先程アップした9/17追記の①の写真がそれなんです。

    一方で酸性の薬剤を木に塗布すると肌の細胞はキュッと引き締まるんです。(これもまた感覚的なものなんですが…。)ですから、なるだけアルカリを弱く弱くしながら、かつ汚れを効率よく落とすという考え方でアプローチしていくことが大事になってくると私は思っています。

    次に中和の必要性なのですが、木は他の住宅設備と違って水分をおもいっきり吸い込んでしまいますから、時間の経過とともにその時の作業の影響が出てきてしまいます。写真②はまさにそれで、前回の作業は2年前だったのですが、酸でリンスする工程を適当にやってしまった箇所なんですね…。それが1年半くらい経ったころから徐々に染みが顔を出してきまして、2年でこのようになってしまった…というわけなんです。

    ただ、これは風雨に直接さらされる箇所ですので2年でこうなりましたが、室内である和室の木部でしたら、ここまではならないと思います…。一応、念の為和室の木部にも酸性の洗剤でリンスしてあげるように私はしております。

    長くなってしまったので、続きは仕事から帰ってきてから夜にでも書きますね。

  5. TETSURO より:

    つづきです…。

    アク洗いに限らずどんな掃除にも当てはまるとは思うのですが、アク洗いにおいてもメインの汚れを落とすことにどうしても神経がいってしまい、それが落ちるとホッとしてその他の作業を省いてしまったり、おろそかにしてしまったりしがちなんですが、それらの細かな作業をしたかしないかによって作業後の仕上がりは全くの別物になってしまうようです。(作業終了直後でも微妙な違いがあるわけですので、そこから年月を経ると相当の違いが出てきてしまいます。)

    特に木の場合はそれが端的で、①事前のやすりがけ ②酸によるリンス ③保護材の塗布 この三つをしっかり手がけるか否かが見栄えの違いに繋がってくると思います。

    今回の「お風呂のなまはげ」の使用はこの②にあたるのですが、私が知り得る限りでは②の工程には前掲の「フッ化水素」、「クエン酸」「リン酸」「硝酸」あたりが使用されるようです。私は「リン酸」が一番自分の手にあっているかな?と思っているのですが…。

    市販洗剤でこれらが含まれているもの…、と考えた時「お風呂のなまはげ」が「クエン酸」「リン酸」を含んでいますので、迷わず使用した次第です。

    ただ前回のコメントにも少し触れましたが、酸で洗う工程は後日その効果が出てくる性格であり、その場では殆ど変化が見られません。(何となく木が引き締まったかな?くらいです。)

    が!、やはりやっておくと仕上がりの印象は「アマチュアとプロが手がけた作品」ほどの違いは出てくると思います。

    同業者のねこ仙人さんにはこの微妙な表現は伝わりますよね…。

  6. 猫のタマちゃん より:

    ネット検索していてこちらに行き着きました。賃貸マンションの和室の木をなんとかしたいのですが、記事にあった酸性漂白剤とワイドハイターEXはどれくらいの量を混ぜれば良いのか教えていただけないでしょうか。お風呂のなまはげは単独で作業2として塗布したら良いということでしょうか。お手数ですがご回答いただければ幸いです。

    • TETSURO より:

      猫のタマちゃんさんへ

      コメントありがとうございます。一つだけ質問させて頂きたいのですが、タマちゃんさんは同業者(ハウスクリーニング業者)でしょうか?もしそうであれば、無理に市販商品で作業するよりもアク洗い専門の薬品を使用した方が断然楽だと思います。

      そうでは無く一般の家庭の奥様でしたら、専門の薬品は基本的に手に入りませんし、危険も伴いますので記事に紹介したような市販製品で作業すると良いのではないかと思います。

      その上で使用量等ですが、現在のタマちゃんさんのお宅の木部の汚れ方によって微妙に濃さも調整していかなくてはいけないと思います。もし御迷惑でなければ、上記コメント投稿時に打ち込んでいただいたアドレスに私の方からメールを送らせて頂きますので、そのメールアドレスにタマちゃんさんの自宅の木部の写真を添付して送り返していただけないでしょうか。

      それを見ながら水〇リットルに対して過炭酸ナトリウム〇〇グラム…、といった具体的な処方を送らせて頂けたらと思います。

      とりあえずメールを送らせて頂いてもOKか否かだけ教えていただけますでしょうか。

  7. 猫のタマちゃん より:

    TETSUROさま
    早々にご連絡いただきありがとうございます!
    ふつうの主婦で最近あく洗いというものを知った者です。もちろん?薬剤などの知識も全然ないので、ぜひ配合などご教示いただけると幸いです。
    メールでご連絡くださいましたら対象の場所の写真をお送りしたいと思います。
    よろしくお願いいたします。

    • TETSURO より:

      タマちゃんさんへ

      ただいまメール送信いたしました。もしお手元に届いてなければ、お手数ですがその旨お知らせくださいませ。

  8. もずく より:

    はじめまして。
    和室の木をキレイにしたいと考えており、灰汁洗いについて調べていました。
    市販の製品でもできると知り、驚きました。
    配合を教えていただけないでしょうか?
    あとおふろのなまはげという商品は初めて見たのですが、同じような商品は他にもありますか?

    • TETSURO より:

      もずく様

      お返事が遅くなり申し訳ありません。上記のタマちゃんさんと同様にもずくさんの手掛ける箇所の写真を送って頂いた上で、それに見合ったアドバイスをさせて頂けると助かります。

      ご迷惑でなければコメント投稿時に記載いただいたアドレスにこちらの連絡先をお送りしたく思いますが、よろしいでしょうか?

  9. がお より:

    突然のコメント失礼致します。
    築50年以上の木造戸建てに引っ越すことになり、自分が出来る範囲でキレイにしようと灰汁洗いについて調べていたところ、こちらの記事にたどり着きました。
    ご迷惑でなければ、ワイドハイターEXと酸性漂白剤の配分等、詳しいやり方を教えて頂けないでしょうか?
    他の方のコメントも拝見しましたが、メールでご連絡いただければ写真も送らせて頂きます。
    不躾なお願いですみませんが、宜しくお願い致します。

    • TETSURO より:

      がおさんへ

      コメントありがとうございます。

      遊びで書いたこの記事なのですが、想定外に奥様方からのお問い合わせがあって驚いています。

      とりあえず先日他の方にお送りした手順を記事としてアップしますね。それを参考にして作業していただければ、ある程度綺麗になるかと思います。

      週末までにはアップできると思いますので、少しお待ち頂けますでしょうか。

  10. がお より:

    TETSURO様

    早々にご連絡いただきありがとうございます。
    お忙しい中記事にしていただけると言うことで、大変ありがたく存じます。
    是非参考にさせて頂きたいと思います。
    こちらは急ぎませんので、すみませんが宜しくお願い致します。

  11. teinenpi より:

    TETSURO様
    自宅の改修を行っております。
    土壁の繊維壁部分を、漆喰に塗り直しているのですが、チリ際の木部から灰汁が出てき、角が少し茶色くなる現象が起こっております。

    灰汁洗いを調べ、ここにたどり着きました。

    手順や材料を教えて頂ければ幸いです。
    よろしくおねがいします。

    • TETSURO より:

      teinenpi様

      おそらく漆喰を塗った際に漆喰に含まれる水分が接している木部に染み込み、そこから木部のアクが漆喰に流れ込んできているものと拝察いたします。

      実際にそのような案件に対処したことは無いのですが、経験の上から考え得る対処法としてはteinenpi様も想定されていると思いますが、接する木部のアクをある程度除去した上での漆喰の施行となるのではないかと思います。

      しかしながらこの記事で紹介しているような市販製品での遊びのようなアク洗いでは木部から完全にアクを除去するのは難しいですし、かりにその状態で漆喰を塗ったら、当初よりは改善したとしてもやはり漆喰へのアクの移行というのは発生すると思います。

      出来ればアク洗い専用の薬品でアク洗いをしたうえで漆喰を塗られた方が良いのではないかと思います。

      ただアク洗いの定番商品である「ミヤキのアクロン」は劇物扱いなので一般の消費者には売ってもらえません。(清掃業者などの特定業者が署名捺印したうえで始めて手にすることが出来るものとなっております。)

      ですので予算的に可能であればアク洗いだけは業者に依頼するか、あくまでも自力で作業するならば劇物扱いではないアク洗い薬品を手に入れるしかないと思います。

      以下の商品は劇物扱いになっていないアク洗い用の洗剤ですので、もしそのような場合は試してみるとよいかもしれませんね。

      https://www.mfone-shop.com/pol-A3S4-set.html

      この中の一番安い「セット小」で対応できます。(ただ、これでも使い切ることは出来なく相当に余るとは思いますが…。)

      • TETSURO より:

        teinenpi様

        一晩寝て大事なことを思い出しました…。

        繊維壁から漆喰への変更ですから、既存の壁を傷つける心配はありませんので、木部のアク洗いをする前に紙やすりで綺麗に表面を削っておいてあげるのが何よりも効果があるかと思います。

        以下のような道具がホームセンターでも売っていますので、これに紙やすり(60番くらい)を付けて表面を削っていけば、今回事故を誘発してしまった木部のアクくらいは除去出来てしまうのではないかと思います。もちろんその後に専用薬品等で洗っておくとより良いとは思いますが…。なお、60番ですと仕上がりの手触りも結構ざらついたものになりますから、60で粗削りした後は120番あたりと更に細かい240番辺りで表面を整えておくと良いかと思います。

        • TETSURO より:

          私のは電動のサンダーで削ったものですが、紙やすりで削っただけでこの程度の変化はあります。

          施工前の写真

  12. TETSURO より:

    施行後の写真

    たぶんこの程度まで表面の状態が綺麗になっていれば、漆喰に含まれる水分程度でアクが漆喰に移行することは無いのではないかと個人的には感じます…。

    • teinenpi より:

      丁寧なお返事を頂き、ありがとうございます。
      大変参考になります。

      繊維壁を剥がし、中塗りの土壁の状態にし、大和漆喰を塗っています。
      やはり削ってしまった方が、良さそうですね。
      全ての部屋をやり終え、現在、残る所は玄関だけなので、大変迷います。
      玄関だけでも研磨した方がよいのか。。。

      研磨、試してみます。
      無垢の床板の掃除(はみ出たボンド)や仕上げのために購入した布やすりが、80番~600番まであります。
      仕上げは、240番で良いでしょうか?

      チリ際や角は、どのように研磨されていますか?
      教えて頂ければ幸いです。

      • TETSURO より:

        私の場合は240番くらいで手触り的に支障はないかな?と感じますのでそこで手を止めてしまっていますが、その辺りは個人の好みで良いのではないかと思います。粗目に削った段階で内部の地肌は出ちゃっているので、あとは手触りの問題のみかと…。

        で、チリ際の問題ですが、私はサンダーの届かない部分は一応手作業で紙やすりで擦ってみたりはしますが、その後の薬品でのアク洗いの際に削れなかった部分は歯ブラシで丁寧に擦ってあげるようにしてます。

        薬品(洗剤)で洗うことによって削れた部分と削れなかった部分の境目は殆ど分からなくなりますので、単に削るだけよりも仕上がりの見た目は格段に変わるかと思います。

        最後になりますが、teinenpiさんの手掛けておられるのが御自身の所有物であるならば、玄関だけでも試験的に研磨と洗いをしたうえで漆喰を塗ってみたらどうでしょうか?

        他の部分との比較が出来て、これはこれで今後の方向性を考える一つの案になるかと思います。

        • teinenpipipi より:

          早速、ご提案通り試してみます。
          大変ご丁寧に、ありがとうございました。

          • TETSURO より:

            綺麗になると良いですね。

            ところで私が記事で書いた市販の酸素系漂白剤で洗う時は希釈は10倍以上にした方が良いかと思います。記事では2倍希釈と書いちゃいましたが、これだと木の素材によってはアルカリが強すぎて表面が荒れる事故が発生する可能性もあります。

  13. TAKE より:

    初めまして。
    空き家を借りることになり、掃除をしているのですが、木部分が当記事の2倍ほどの黒ずんだ色になっておりサンダー掛けしても汚れがとれません。築60年ほど経っているとのことで染み付いているみたいです。
    施工方法、配合について教えていただけないでしょうか?

    • TETSURO より:

      TAKE様

      コメントありがとうございます。

      サンダーをかけても黒いままでしたら相当にシミが奥まで入ってしまっているものと思われます。市販洗剤等で対処するのは不可能ですし、一般の方が手掛けるのもまた難しい案件です。

      迷わずにアク洗い専門のプロにお問い合わせした方が確実かと思います。

  14. みみ より:

    はじめまして。ネットからたどり着きました。

    刻字と言う、木板に文字を彫った扁額があるのですが、経年により白抜けの部分があり、そこを含めて時代の風合いはとどめつつ、綺麗にしたいのですが、酸素系漂白剤の濃度や工程など教えて頂けますでしょうか?どうぞよろしくお願いいたします。

    • TETSURO より:

      みみ様

      この記事にて紹介させて頂いた市販されている洗剤等でアク抜きする方法は、失敗しても笑って済ませられるご自宅の和室木部等の処理の参考程度に書かせて頂いたものであり、貴重な品などの失敗が許されないものに関しては迷わず専門家の手に委ねた方が良いかと思います。

      アルカリの濃度が濃いだけですぐに表面は荒れますし、荒れてしまった場合に刻字された部分の修復は非常に難しいものになると想像されます。

      また、完全に白く戻すよりも適度な風合いを残した仕上がりに持っていく方が物凄く難しい作業になると思います。

      これらの作業を難なくこなす職人さんを探し出すのは難しいかもしれませんが、事故が起こってからでは遅いので、先ずは色々と情報を集められた方が良いかもしれません。ちなみに私のような一般的な掃除屋さんでは対応不可能かとも思います。申し訳ありません。