それでは一気に最後の仕上げまでいってしまいましょう。
その前に前回注意し忘れていたことがありますので・・・、よくお掃除のテキスト等で
「ステンレスを磨くときは目に沿って・・・。」
とありますが、これはこういったステンレスのことをいうのです。
よく見ると左右方向に線が走っておりますよね。
このようなステンレスはこの目に沿ってこすってください。そうすると、
このように仕上がります。
それでは本題に戻ります。
前回まではキズを小さくする作業をしてまいりました。
今回はステンレス自体を光らせる作業です。
使用する道具は以前に紹介致しました3Mと藤原産業のスポンジ研磨剤です。
(3Mのスポンジ研磨剤はここに紹介したものよりも目の粗い「ミディアム」「ファイン」という物もあります。最近では私はその粗いものから使用するようにしております。)
それでは作業に入ります。
これもナイロンタワシと同じように水を含ませながらこするだけです。
まずは一番目の粗いスーパーファイン(320~600番相当)
次にウルトラファイン(800~1000番相当)
更にマイクロファイン(1200~1500番相当)
最後にだめ押しで藤原産業の
“仕上げ目”(2000番~3000番相当)
ここまでの作業をこなすとこのように光り出します。
しかしながら、よくよく写真を見ますと若干の水垢やくすみが落としきれずに残ってしまっております。
これを、最後にカンペハピオの“復活洗浄剤 ステンレス用”というケミカル用品を吹き付けたうえで藤原産業の仕上げ目でこすって取り除きます。
これで仕上がりです。
ここまでの作業をこなすとこうやってシンクが蘇りました。
大変そうに見えますが、やってみると意外と簡単なものです。
また、何度もチャレンジしているうちに腕も上がって仕上がりも上達してくるものです。
更に言うと、一度ここまで磨き上げたステンレスは次回作業するとき(来年の大晦日など)には今回の労力の半分以下で同じ状態に戻ってしまいます。ですから、一度試してみると絶対に良いですよ。
世間はそろそろ大掃除の時期ですね。
ご主人をおだててやらせてみると意外とはまってしまって
「シンク磨きは俺の仕事だぁ!!」
ってなるかもしれませんね。
頑張って試してみてください。