シンクのお掃除(第2段階 まえおき)

それでは次にシンクのお掃除のメインでもある水垢、カルキ落としに入ります。

前段階における油やその他の汚れに関してはマジックリン等のアルカリ性洗剤で落とせました。普通の家庭の奥様でも通常はこの段階までは日々のお掃除でこなされていると思います。

しかしながら、その後数分おきますとステンレス上に白く汚れが浮き上がってくることが多々あるかと思います。

この水垢やカルキに関してはマジックリンやその他のキッチン用のアルカリ性洗剤では決して落ちません。

最近はクエン酸を含むキッチン用洗剤も多く店頭に並ぶようになりましたので、それらを気長に使っていけばある程度は落ちるかも知れません。ただ私も試しに使用してみたことがありますが、現況に於いては非常に新しいキッチンで汚れもさほど付いていない物には効果はあるかもしれませんが、何年も放置していたような(日々のお手入れはしていても徹底的なカルキ落としをしていないキッチンも含みます。)シンクの水垢、カルキに関しては全く効果は期待出来ないと思いました。

結論から言ってしまいますと、この水垢やカルキを落とすためには酸性の洗剤が必要なんです。しかしながら、酸性洗剤の特徴には金属を痛めるという最大の欠点があります。この相反するメリットとデメリットを頭の中に常に持ちつつ、デメリットを完全に押さえ込んでメリットだけを引き出す作業が必要になってくるのです。

今まではあまりにも危険性が高いので一般の奥様には決して教えませんでしたが、何だかんだ言っても水垢、カルキ落としには酸性洗剤の使用はどうしても避けては通れないため、今回はあえてこの方法をお伝えしていこうと思っております。

ただし、くどいようですが失敗すればシンクを変色させてしまいます。注意すべきところはクドイほど書きますので、それを踏まえた上で細心の注意を払いながら作業を進めてみてください。

なお、この後の説明では手に入れやすい酸性洗剤としてサンポールを使用しておりますが、ステンレスが変色する危険度はかなり高いです。私は上記写真のマクビーという薬品を最近は使用しております。(先日の動画でもこれを使用しておりました。)
もちろん、サンポールの方が落ちは早いのですが、危険性が増しますので自信が無い方はおやめください。

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コメント

  1. 永田敦 より:

    シッツアです。僕は、お掃除の仕事を以前やってたので参考になりました。

    • TETSURO より:

      永田さん御無沙汰いたしております。

      永田さんも以前同じ仕事をされていたのですね…、知りませんでした。永田さんはまだお若いですから自分でこのお仕事をされても面白いんじゃないでしょうか。